「ORIGINAL MUSICAL ヘルパーズ! 〜あなたがいる風景〜」
INTORODUCTION
すべての人間は「老い」に向かっています。「事故」や「病気」と隣り合わせで、「障害」があったり、なかったりします。高齢者の介護、障害者の支援において、「する側」「される側」「させる側」「傍観者」の想いはひとつ・・・とは限らない?

昨年の初演における皆様のご好評にお応えして『ヘルパーズ』が帰ってきます!キャストは全員初演と変わらずそのままに、さらにパワーアップして皆様のお越しをお待ちしております。

ハラハラするセリフ、あふれる笑い、少々しんみり。やがて来る驚きのラスト。現場の実態を芝居と音楽で、鋭く、ユーモアたっぷりに綴ります。車イスや介護ベッドを使ったステージングは圧巻!ぜひご期待下さい。

STORY
芸能界で長年活躍している大物タレント矢沢マリ子(中尾ミエ)。偶然出会った、車イスの少年と介護ヘルパーに「私にも車イスを押させて」と言うが、あっさり断られてしまう。「私を誰だと思っているの!」納得いかない彼女はマネージャー(松尾伴内)に理由を調べさせる。「あーあ。またいつもの気まぐれが始まった。」と嘆くも、彼女はすでに、形だけのボランティアは無意味だと感じていたのだ。「すぐに介護の現場へ行くわ。どうすれば障害者や高齢者に会えるの?」「じゃあ、いっそのこと介護ヘルパーになるのはどうですか。といっても資格が必要なので、学校に行かなくてはなりませんが。」面倒で諦めるだろうという算段だったが、子供の頃から芸能界で活躍し、ろくに学校へ行けなかったマリ子は、逆に喜んでしまった。こうして大物タレントが介護ヘルパーを目指すべく入学したのだが、そこでは‥‥。大人と小人と高齢者。障害者と健常者。親と子。男と女。そしてスター。 ノーマライゼーションとはどういうことなのか。生きるということは?死ぬということは?
答えはあるのか。なくてもいいさ。ヘルパーズは今日も行く! (山口健一郎)



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